噛むことの大切さ
噛むことの大切さ
こんにちは。
歯科衛生士の畠山です。
寒波がやってきて、毎日風が冷たくて、自転車通勤には辛いものです・・・
皆様、風邪をひかないよう、体調管理には、十分お気をつけくださいね😊
今日は、噛むことの大切さについて、お話しさせてもらいます。
先日『食育』の講習に行って来まして、改めて、口は命をつくる入り口であると、再確認しました。
歯科衛生士として、できるだけ長く、いつまでも自分の歯で食事をしたり話ししたりしていただきたいと願って、毎日仕事に励んでいます。
噛むことは、顎や歯の発達ばかりでなく、全身の健康に大きく影響してきます。
最近は、軟らかくて食べやすい食品が多く普及し、固いものを食べることが少なくなってきた環境から、しっかり『噛む』ということが出来ない子供たちが増えてきています。
軟らかい食べ物で噛む回数が少ない食事を続けていくと、虫歯や歯周病、肥満など生活習慣病のリスクが高まります。『噛む』事には、たくさんのメリットがあるので、紹介させていただきます。
噛むことの効用をまとめた標語があります。
健康な歯づくりは、食育をさせる大切な要素であることを、ご理解いただければと思います。
それは、こちら↓↓
ひ:肥満防止
よく噛むと脳が刺激されて満腹中枢が働くので、食べ過ぎによる肥満を防ぐことができます。
み:味覚の発達
食べ物をよく噛むと、唾液の働きで食べ物本来の味を感じることができるようになります。
こ:言葉の発達
よく噛むと顎や口の周りの筋肉が発達し、豊かな表情ではっきりとしたきれいな発音ができます。
の:脳の発達
脳に流れる血流の量が増えるので、子供は脳が発達し、大人は物忘れを予防することができます。
は:歯の病気予防
よく噛むと、唾液がたくさん出ます。唾液には食べ物のカスや細菌を洗い流す作用もあり、虫歯や歯周病の予防につながります。
が:ガンの予防
唾液に含まれるペルオキシダーセという酵素が、食品の発ガン性を抑えるので、ガンの予防につながります。
いー:胃腸快調
消化を助け、食べ過ぎを防ぎます。また、胃腸の働きを活発にします。
ぜ:全力投球
身体が活発になり、力いっぱい仕事や遊びに集中できます。
よく噛んで食べることは、免疫力を上げてアンチエイジングが促進されたり、表情筋が鍛えられ、ほうれい線の予防にもつながります。
よく噛むための工夫として、
①急いで食べない
噛みごたえのある食べ物は、ひと口30回を目安によく噛みましょ う。
②飲み物で流し込まない
飲み物で流し込んでしまうと、食べた物が細かくならないうちに胃に送られてしまうので、消化によくありません。よく噛んで食べ物が細かくなると、自然に飲み込めるようになります。
より快適で満足度の高い生活を送るために、噛むことを意識してみてくださいね。